留学準備で悩むのが「どうやって英語を勉強するか」ですよね。
今回は、コロナ禍で米国に1年弱の留学をしたトビタテ生の私が、「留学前にやってよかった英語勉強法5つ」紹介します。
この記事を読んでいるであろう将来のトビタテ生に変なことは言えないので(筆者はトビタテが大好きで恩を感じているので)、めっちゃ真面目に書きます。
また、自分が実際に体験してよかったやり方だけを紹介します。
この記事を紹介する筆者
トビタテ14期理系コースでアメリカのカルフォルニアに研究留学しました。コロナ禍の留学で大変でしたが、非常に良い経験をさせてくれたトビタテには深く感謝しています。
結論:リスニングとスピーキング最優先
留学先で活動をする上で、生活に直結するのは「ヒトと話すための英語力」です。リスニングとスピーキングができないと、議論ができないし友達もできにくいです。読み書きも大事ですが、日本人は高校勉強でやっているため生きていけるくらいには水準が高いので優先度は高くないと思います。
それではリスニングとスピーキングを集中的に鍛えるにはどうしたらいいのか。それは「外国人と生の会話をする」ことです。私的には、単語帳や教科書を10時間読むより、1時間外国人と話したほうが絶対に役に立ちます。それくらい日本人はヒトと話すための力が弱いと思います。
この記事では、「生の会話」を得る方法を中心に、やってよかった順に5つ紹介します。
①語学留学に行く
留学まで時間がある方は、語学留学に行くことをお勧めします。筆者はフィリピンのセブ島にある語学学校で1か月間みっちり英語を勉強しました。
メリットは英語漬けの環境
外国の語学学校に行く最大のメリットは、英語を話すしかない環境に行くことで英語漬けになれることです。外国に行ったことがない人は、最初は24時間英語が聞こえてくるだけで疲れちゃうと思います。そこから、英語が聞こえてくることに慣れて、いつ話しかけられてもすっと英語で言いたいことを言えるようにする状態になるには、英語漬けの経験が必要だと思います。日本で毎日3時間とか勉強しても英語漬けにはなれないのであんまり意味はなくて、1回語学留学に言った方が100倍役に立ちます。
ただしデメリットもあって、フィリピンで英語を学ぶとフィリピン人の英語はスラスラ耳に入ってくるようになるのですが、アメリカやヨーロッパの英語は全然耳に残らないです。なので本命の留学先に応じたリスニングは別途練習する必要があります。また費用も結構掛かって、1か月で20~30万円します。
春休みや夏休みに2週間くらいからいけるので、チャンスがある方は探してみてください。(参考までに、筆者はセブ島のCPIという学校に行きました。)
とはいえ外国に行く時間なんてない人も多いですよね。なので日本にいながら外国人と生の会話をできる方法を紹介します。
②留学生コミュニティに参加する
大学生なら、大学の外国人留学生コミュニティに所属するのがおすすめです。筆者は外国人留学生のサークルに所属していますが、言語交換サークルなどもよいかもです。
外国人の友達と遊ぶのが英語上達の近道!
この方法のメリットは2つあります。1つ目は外国人の友達を作ることで、生活の中の英語の密度が上がることです。外国人の友達を作ってご飯や旅行に行くと、半日や一日英語しか使えない時間が作れます。また、お互いの国の文化を話す中で、自分の意見を相手に伝える力が鍛えられます(この力は留学で最も重要な力です)。またハードルが低いのもありがたくて、日本に留学している外国人は日本好きで日本人の友達を作りたい人が多いので、相手から日本文化を聞いてきたり、積極的に話しかけてくれたりします。
メリットの2つ目はお金がかからないことです。無料で外国人と話せるなんて、大学生の特権だと思うので、時間を見つけていってみて下さい。
もし大学に留学生コミュニティがない方にはEnglish Only Cafe
地域で英語を使える場を探すのもオススメです。東京だと、神田にEnglish Only Cafeというカフェがあって、英語を話したい日本人と、日本に来ている外国人が4人くらいでテーブルを囲み、2時間とか話すことができます。たしか30分交代で3回くらいグループ替えをします。500円くらいかかりますが、すごく楽しいのでオススメです。
③オンライン英会話
お金を払って学ぶならオンライン英会話がおすすめ。オンライン英会話のメリットは講師がある程度誘導してくれるので、英語に慣れてない人にとってもやりやすい所です。経験者なら経験者で、たくさん話して議論できるので良いアウトプットの場になります。
おすすめはDMM英会話
多分オンライン英会話の界隈では一番か二番目に有名です。オンライン英会話選ぶのが面倒な方はDMM英会話でとりあえず問題ないと思います。レッスンの進め方としては、DMM英会話の方に用意してあるオンライン教材(発音とかニュースとか雑談とか、いくつかのトピックの中からこちらが選べる)を見ながら、25分間会話する流れになります。
注意点は、安いプランだとフィリピンやアフリカ系の先生が多くなることです(アウトプットとして使うには十分ですが)。ちょっと高いプランにするとアメリカやヨーロッパのネイティブ講師と話せます。
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④Youtubeで勉強する・洋楽を歌う
Rachel’s English
外国人と会えない時間の自習にはYoutubeで英語勉強がおすすめです。筆者のおすすめは「Rachel’s English」で、英語の先生が話す上で重要なリンキング(単語と単語を繋げること)やイントネーションを教えてくれます。日本人の英語は訛りがひどいし強弱の付け方もわからない人が多いと思いますが、生の英語をたくさん聞くことで自分の発音が修正できるようになります。
BCCニュース
もう一つオススメが英語のニュースを聞くことです。この方法のメリットは、きれいな英語を聞きながら同時に世界情勢を知れることです。私が留学していたアメリカでは様々な国籍の人が集まっていたのですが、ニュースを見ているとその国の質問ができるようになります。体験した中で印象的なのが、「中国はゼロコロナ政策してるけど中国人はどう思ってるの?」や「ノルウェーは水力発電の割合すごく高いけど、なんでそんなに環境意識高いの?」と聞いたら、相手もすごいしっかり考えて答えてくれたことです。いい質問ができると、「あ、この人は結構知ってる人だ」と思われて深い議論ができるようになるので、すごく良い文化交流になります。
Saki-chan in NYC
外国に留学している日本人の留学事情や英語の勉強方法を見るのも勉強になります。おすすめはニューヨークに留学している「Saki-chan in NYC」。英語の勉強方法もたくさん発信しているので面白いですよ。
後はTED talkも面白くていいですね。
⑤本で勉強する
最もおすすめしない方法が「本や教科書での勉強」です。特に日本語で書かれたものだけやって留学に行っても、あまり役に立ちません。マジです。
とはいえなんでオススメしているかというと、話す機会とセットにするとまあまあ役に立つからです。定型表現のレパートリーを教科書で勉強してオンライン英会話で実践する、とかいう使い方は悪くないと思います。
やるなら英語の本や論文・ニュースの書き起こしにしよう
私の達した結論が、読んでみてわからないことをネットで調べてまとめていくのが一番効率的という事です。日本語の教科書で出てくる表現は、結局どんなところで使われるのかイメージできず自分のものになりにくいです。一方、英語の本でわからなかったことを調べると生の英語表現が見につき、さらに海外での生活にすぐ使えるような優先度の高い表現を学べます。
まとめ
英語の勉強は、「外国人との会話」を中心にすすめよう。
みなさんの留学生活がいいものになることを願っています。
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