ドイターのフューチュラは、登山バックに最適な機能性とサイズ感を持ったバックパックです。
見た目以上の収納力と、汗が気にならない背面通気システムが強みです。
この記事では、ドイターのFUTURA32(フューチュラ32)の機能を徹底レビューします。
バックパックを10種類以上持っている筆者が紹介します!
- 筆者のおすすめ度
- FUTURA32(3400821)の外見・デザインレビュー
- FUTURA32(3400821)の機能レビュー
- おすすめポイント
- 欠点
- 検証(どれだけ荷物が入るか)
- 購入方法
- まとめ:フューチュラ32は機能性とデザインが優秀な登山バック
- 【こちらもおすすめ】がっつりビジネス寄りならローマ―デイ
- 【こちらもおすすめ】ビジネス寄りなミニマリストならデイパックスリム
- 【こちらもおすすめ】「ビジネス:普段使い=6:4」ならシャトルデイパック
- 【こちらもおすすめ】「ビジネス:普段使い=4:6」ならヴォルト
- 【こちらもおすすめ】アウトドアと普段使いの両立ならホットショット
- 【こちらもおすすめ】がっつりアウトドア向けならテルス
筆者のおすすめ度
機能 | ★★★★★ |
---|---|
収納力 | ★★★★★ |
デザイン | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
登山やハイキングに最適な32Lのバックパックです。
高い機能性と洗練されたデザインのバランスが良く、山行への気持ちが高まるリュックです!
FUTURA32(3400821)の外見・デザインレビュー
ドイツで誕生した老舗アウトドアブランド・ドイターの「フューチュラ」は、豊富なサイズラインナップも魅力です。中でも、日帰りハイキングから小屋泊まで活躍できる、汎用性の高い32リットルモデルを紹介します。
正面デザイン:洗練された細身のシルエット
縦長で細身のシルエットが特徴です。
無造作に荷物を詰めても型崩れしにくいため、歩行中の動作を妨げません。
鮮やかなブルーは大自然の中でもよく目立ち、団体行動でもその存在感を示します。
裏面デザイン:フューチュラの代名詞「背面通気システム」
フューチュラモデル伝統の背面通気システムが搭載されています。屈曲したシルエットによって、背中との接触面を極力減らすことで、不快な汗の湿気から守り、ドライに保ってくれます。
また、ショルダーハーネスは、メッシュパネルと分離した独立した構造ですので、バックパックを背負った際の荷重伝達性能が他のザックと比べても優秀です。ショルダーハーネス自体の通気性も良好で、S字を描くカーブ形状で肩から脇に沿うようにフィットしますが、ストレスなく歩くことができます。
側面デザイン:容量不問で自立する安定性
細身なシルエットでありながら、ザック自身が自立するほどの安定感を備えています。
ザック本体と背中が離れていることで、荷重バランスに影響が出そうなフォルムですが
コンプレッションベルトの効果で、驚くほど安定します。
FUTURA32(3400821)の機能レビュー
メイン収納:用途に応じて使い分け可能な気室構造
メインの収納は、ファスナーにより1気室と2気室の切り替えが可能です。
気の向くままにポイポイ荷物を入れたい方も、しっかり配置を考えて、キッチリ収納したい方も、好みや用途に応じて使い分けることができますよ。
また、長距離登山の場合は、行動中に使用しないものを下部の小気室にまとめる、といった工夫ができるのもフューチュラモデルのおすすめポイントの一つです。
さらに、少量の荷物で出かけるときは、コンプレッションベルトで本体を引き締めることができるので、歩行中に荷物が揺れたりしてバランスを崩してしまう心配もありません。
サブ収納:痒いところに手の届く老舗ブランドならではのこだわり収納の数々
大型のメイン収納とは異なり、行動中の細かな要望を、ザックを降ろさずに叶えられるよう備えられたのがサブ収納の数々です。フューチュラモデルでは、数多くの動作がザックを降ろさずに行えるよう考慮されています。
サブ収納①サイドポケット
サイドポケットに差した水筒は、取り出すことはできても、元に戻すのはなかなか苦労するものですよね。それが原因で、水分補給をためらうことも少なくないでしょう。フューチュラのポケットは、かなりの伸縮性を持たせたパワーストレッチメッシュ素材なので多少強引に水筒などの出し入れを行っても問題ありません。水筒のほか、日焼け止めや行動食を入れるのにも、使い勝手が良いポケットです。
サブ収納②雨蓋収納
雨蓋に設けられたトップリッドポケットは、小物から貴重品までさまざまな道具を収納し可能です。
フューチュラには、外側・内側それぞれにポケットが配置されているので、使用頻度や用途に応じて使い分けができ大変便利です。
サブ収納③底面収納
ザック底面には、標準装備のレインカバーが収納されています。レインカバーだけでは勿体ないので、緊急時用の現金やライター、電池など普段は使用しないものをいれておくとよいでしょう。
ただし、底面なので割れ物・精密機械は入れないほうが無難です。
サブ収納④ウェストベルト
十分な厚みがあり、腰で重量を支えてくれます。ウエストベルトのありなしで疲れやすさが大きく変わります。ハーネス部分に備わったポケットは申し訳程度のサイズなので、少量の行動食などを入れておくと良いでしょう。筆者はコンパクトサイズの方位磁石を収納しています。
サブ収納⑥ハイドレーションポケット
ハイドレーションとは、ザックに収納したウォーターバッグから伸びたホースで、直接給水ができる装備のことです。水筒を取る手間すら省くことのできるスグレモノなのですが、フューチュラには、ウォータバッグを収納するポケットまで標準装備されているのです。
おすすめポイント
圧倒的な通気性の「背面通気システム」
フューチュラのおすすめポイントは、「背面通気システム」これに尽きます。
アーチ状フレームにメッシュパネルが張られ、ザック本体を背中から浮かせることで、抜群の背面通気性を誇ります。
特に夏季の山行で効果を発揮し、他のザックと比べるとその差は一目瞭然です。汗を吸収しないポリエステル(化繊)素材のシャツでしたら、ザックを下ろしたときでも汗染みが見られないほどです。
一方冬の場合、冷風は吹き込んでくるのですが、防寒具の防風・防寒機能で問題なく使用できます。
重さを分散する「アクティブフィット」
背中とザックが離れていることで生じるバランスの悪さ、荷重分散のしにくさも、「アクティブフィット」と呼ばれるショルダーストラップシステムで自然に対応できますので、安心して使用することができます。
欠点
アーチフレームによる収納しにくさ
「背面通気システム」を可能にしているアーチフレームによって、デメリットも発生します。
背中とザックとの間に隙間を開ければ開けるほど、ザック本体も湾曲するため、パッキングがし難くなっていくというデメリットが生じてきます。
ただ、デメリットをポジティブに捉え、パッキング上達の近道として考えましょう!そうすることで、今後どのザックを使用してもザックがスマートに見える上級者のパッキングができるようになりますよ。
検証(どれだけ荷物が入るか)
32ℓのザックにはどれだけ収納できるのか!?山小屋泊を想定して荷物を詰めてみると・・・外付けをNGにしてこれだけ入りました!
・寝袋、ユニクロウルトラライトダウン、着替え(Tシャツ、靴下、下着)、タオル、手袋、日焼け止め、耳当て、モバイルバッテリー、ヘッドライト×2、カトラリー、水筒500ml、食料(缶詰・乾麺・カレー)、調理用具(コッヘル・バーナー・ガス缶)、エマージェンシーキット(救急袋)、除菌シート
メイン収納は気室を分けずに1気室でチャレンジしました。ただ詰めるだけではなく、背負ったときの負荷バランスも考慮し、重量のあるものは下かつ手前(背中側)に。
すでに使い倒しているモデルですので、わかっていたことですが、十分満足できる収納力です。筆者はこのザックとともに、テント泊登山、山小屋1泊登山、富士弾丸登山を経験しています。さらに100回以上の日帰り登山の経験をもとに言えることは、フューチュラは初心者にも中級者にも優しい、超おすすめモデルです。現在はさらに改良を加えられたモデルが販売されていますので、ぜひ手にとってみてくださいね。
購入方法
現在、楽天・アマゾンで取り扱いがあります。
公式で買うよりも安く買えることが多く、実際のレビューを確認することができるので
コスパ良く買うなら楽天・アマゾンがおすすめです。
まとめ:フューチュラ32は機能性とデザインが優秀な登山バック
フューチュラはドイターで最も人気あるリュックの一つです。筆者は1年以上使っていますが大変満足しており、自信を持ってお勧めできます。洗練されたデザインと登山を快適にする機能性が強みです。
【こちらもおすすめ】がっつりビジネス寄りならローマ―デイ
よりビジネスを重視するならよりローマ―デイがおすすめです。本革を採用したシックなデザインが特徴です。
【こちらもおすすめ】ビジネス寄りなミニマリストならデイパックスリム
ビジネス寄りの中でも、最低限の容量を求める方にはシャトルデイパックスリムがおすすめです。15.5Lの低容量で、ノートPCやタブレット、書類の運搬に特化しています。
【こちらもおすすめ】「ビジネス:普段使い=6:4」ならシャトルデイパック
ビジネス寄りかつ、普段使いも重視するならシャトルデイパックがおすすめです。汎用性が特徴で筆者の一番のお気に入りです。
【こちらもおすすめ】「ビジネス:普段使い=4:6」ならヴォルト
もう少しカジュアルに使うならボルトがおすすめです。大きく開く大容量コンパートメントが特徴で、かさばる荷物を楽に出し入れできます。
【こちらもおすすめ】アウトドアと普段使いの両立ならホットショット
よりカジュアルに使うならホットショットがおすすめです。ノースフェイスらしいアウトドアなデザイン・機能が特徴です。
【こちらもおすすめ】がっつりアウトドア向けならテルス
長期の旅行や登山などのアウトドアアクティビティであればノースフェイスのテルスがおすすめです。45Lの大容量と重さを感じにくくする様々な機能がおすすめです。
では今回はここまで。