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ミレーのサースフェー60+20を徹底レビュー | サイズ感や機能は?

人気ブランド、ミレーのSAAS FEE 60+20は大容量・高性能・高品質が特徴のリュックです。泊りがけの登山や海外放浪をする人におすすめできるタフギアといえるでしょう。

この記事では、SAAS FEE 60+20の機能を徹底レビューします。

リュックを50種類試した筆者がレビューします!

筆者のおすすめ度

機能性 ★★★★★
収納力 ★★★★★
デザイン ★★★★
おすすめ度 ★★★★

 

大容量に加えてポケットも充実、ショルダーハーネスとヒップハーネスのつくりがしっかりしていて、背負ったときのホールド感が格別なリュックです。

登山や長旅に使いたい人におすすめの本格リュックです。

EXP20+のデザイン紹介

SAAS FEE 60+20のサイズは幅34cm、高さ70cm、奥行き20cm、重量は2,470gです。

それではデザインをレビューしていきます。

正面デザイン

トップリッドのブランドロゴ、ボトム収納のSAAS FEEの文字が映えます。

円筒形のメインコンパートメントの上部をトップリッド、下部をボトム収納が挟み込む構造をしています。トップリッド(雨蓋)が大きく、上部をすっぽり覆うのでパッキング(荷詰め)後の安定感があります。

フロント中央には大きなポケットがあって、トップリッドを開けなくても使えるので便利です。

正面デザイン

 

裏面デザイン

裏面は複雑な造形になっています。ショルダーハーネスは太く、クッションがボリューミーなので重みを分散し、肩や胸に優しいです。

そしてヒップハーネスはさらに太く、腰でリュックの重さを支えることができます。肩、胸、腰に重量が分散されるので、重い荷物を背負う負担感が減ります

背面デザイン

 

側面デザイン

背面で目を引くのは、左右に3個ずつついているコンプレッションストラップ(リュックを絞るベルト)です。なかの荷物を確実に固定することで重心のふらつきを抑えることができます。

側面にはさらに左右にサイドポケットがあります。蓋がないので、さっと取り出しやすく、ペットボトルの飲み物を入れるのによいでしょう。

側面デザイン

 

EXP20+の機能紹介

続いて機能をレビューしていきます。

メインコンパートメント

SAAS FEE 60+20は「基本容量60リットルの状態から、20リットルを拡張できて計80リットル」にすることができます。

下の写真は80リットルの状態にしたもので、その下の基本形(60リットル)と比べると、長くなっているのがわかります。

本体の外側の上部(20リットル分)は、普段は内側にしまっておき、荷物が増えたときになかから取り出して長くすることができます。

左:60L状態、右:80L状態

 

サブ収納

先ほど紹介した左右のサイドポケット以外の、サブ収納を紹介します。

雨蓋収納

トップリッドにポケットが2つあります。

アクセスに優れ容量も大きいため、小物を収納したり、登山のときはカッパを入れておくのにおすすめです。

トップリッドの2つのポケット

フロントポケット

正面にはアクセスに優れる大きなポケットがあります。

財布やスマホを入れておくと、メイン収納を開けずに出し入れできて便利です。登山のときは地図を入れるのによく使います。

アクセスに優れるフロントポケット

 

下部ポケット

ボトム部はメインコンパートメントと切り離された収納スペースとなっており、2気室構造になっています。

このボトムポケット内部にはジッパーがついており、メイン収納にアクセスできます。メイン収納から荷物を取り出すとき、下の方に入れた荷物を取り出す取り出すのには上の荷物を全部取り出す必要があります。ただこの機能があることで下の方に入れた荷物を楽に下から取り出すことができます。

左:下部ポケット、右:メインコンパートメントにアクセス可能

 

ヒップハーネスの小物入れ

ヒップハーネスは登山中の負担を軽減する便利機能です。

このヒップハーネスには左右に小物入れが1個ずつついています。ジッパーがついているので、小銭を入れて財布代わりにしたり、地図やウェットシートなどさっと取り出したいものを入れるのに便利です。

あると便利なヒップハーネスの小物入れ

小物入れは普段は折りたたまれていますが、縦に拡張して容量を増やせます。

ペットボトルなど入れることもでき、活躍の幅が広がります。

小物入れは拡張可能

 

SAAS FEE 60+20のおすすめポイント

SAAS FEE 60+20のおすすめポイントを紹介します。

おすすめポイント①安心感

「メイン収納」のところでも紹介しましたが、「80」ではなく「60+20」であるところがSAAS FEE 60+20の最大の魅力でしょう。
80リットルのリュックはかなり大きい印象があるので、よりコンパクトな60リットルの基本形で普段使いできるのはとても便利です。
「+20」にするとリュックの全長が長くなってしまうので、トップリッドと本体を結ぶベルトを伸ばさないとならず手間がかかるのが難点です。

 

おすすめポイント②本格登山も安心の機能性

ミレーのリュックは、プロの登山家に愛用されるほどのハードギアです。SAAS FEE 60+20はそのDNAを受け継いでいて、安心感は段違いです。

容量は60L~80Lまで対応しており、本格的な登山にも対応できます。これを持っていれば「どれだけ荷物が多くても大丈夫」と思えるでしょう。

また、ショルダーハーネスをみただけでもこれだけ調整機能がついています。自分の体にフィットするサイズに調整でき、疲れの軽減につながるでしょう。各パーツは剛性が高く、過酷な状況で使われることを想定してつくられていることがわかります。

ショルダーハーネスのアジャスターの数々。上級者も安心の調整ノブ。

SAAS FEE 60+20の欠点

SAAS FEE 60+20には欠点もあります。

欠点①オーバースペックに注意

ハードギアや登山用具を、あえてタウンユースやビジネスユースに流用することは、ちょっとしたオシャレになることもありますが、SAAS FEE 60+20はハードすぎます。大きく重いので、普段使いするのには向いていないリュックです。

SAAS FEE 60+20の重量は2,470gで、空の状態で背負っても重さを感じるほど。また、太いヒップハーネスは、ベルトを締めた状態でも幅広になってしまい、混雑した電車のなかでは邪魔になります。

オーバースペックでないかをよく確認してから買うのが良いでしょう。

 

着用イメージ

173cm、90kgの筆者が背負ってもこれだけの存在感があります。

体にフィットしていることがわかるでしょうか。体全体で背中の荷物を支えることができるので、重い荷物が重く感じにくくなります。

着用イメージ

 

検証:どれだけ荷物が入るか

SAAS FEE 60+20に荷物がどれだけ入るか検証してみました。
入れた荷物はこちらです。かさばるものを中心に入れてみることにします。

●寝袋
●シート
●ヘルメット
●5kgダンベル(2個)

 

ヘルメットもこのように楽々入ります。

リュックの入り口が大きく開くため、寝袋などのかさばるものも収納できるのが強みです。

メインコンパートメントはヘルメットが入るほど大きく開く

サイドポケットにはシーツを差し込みます。

こちらもペットボトルに比べると太いですが、余裕をもって収納可能です。

ああ

すべて入れるとこのようになります。

メインコンパートメントに寝袋とダンベルを入れましたが、型崩れなく収納できました。

型崩れなく収納できました

 

おすすめ購入方法

現在、楽天・アマゾンで取り扱いがあります。

公式で買うよりも安く買えることが多く、実際のレビューを確認することができるので

コスパ良く買うなら楽天・アマゾンがおすすめです。

まとめ

SAAS FEE 60+20の発売年は不明ですが、長年にわたって一定の人気を誇っているリュックです。筆者は4年以上使っていますが大変満足しており、自信を持ってお勧めできます。大きな荷物を持って移動することが多い方にオススメです。

 

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では今回はここまで。