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【買い方も紹介】US全米オープンテニスチケットの種類、値段を徹底解説



今回は

全米オープンのチケットの種類、違い

を紹介します!


アメリカに滞在していたので、現地でUSオープン2022テニスを観戦してきました。

今回は自分がめちゃくちゃ迷った、チケットの選び方、違いを解説します。

 

 

全米オープンとは

全豪オープン、全仏オープン、全英オープンに並ぶ、4大テニス大会(グランドスラム)の一つが全米オープンです。世界中のテニス大会の中でも最もレベルが高いカテゴリであり、良い成績をとることで世界ランキングを大きく押し上げることができます。

 

2014年に錦織圭選手が準優勝、2018年と2020年に大坂なおみ選手が優勝したのもこの全米オープンです。

 

会場は?

アメリカ、ニューヨーク州で開催されます。ニューヨークはアメリカの東海岸側にあります。

 


会場はUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターといいます。

ニューヨークの中でも最も栄えているマンハッタン(タイムズスクエアやセントラルパークなどの観光地が密集してます)とニューヨークを訪れる際によく使われるジョン・F・ケネディ国際空港の間のような位置にあります。

 

会場マップ

会場には4つの主要なコートがあり、大きい順からアーサーアッシュスタジアム、ルイ・アームストロングスタジアム、グランドスタンド、コート17です。同じ時間帯の試合でも有名な選手ほど大きいコートで試合することが多く、それ以外の選手は試合用コートを使います。

エントランスはマップ右上にあり、鉄道から尋ねる人はこのエントランスを使うことになります。

 

スタジアムの様子

アーサーアッシュスタジアムはこちら。キャパシティは2万人以上でとにかく大きいです。筆者はデイセッションの一番安い(114ドル)最後方席から観戦しました。自由席はなくすべて指定席のため、観戦する場合はアーサーアッシュスタジアムチケットが必要です。いつもテレビで見るようなアングルで見れましたが、コートからはだいぶ遠いのでフットワークや選手の表情は見れませんでした。

アーサーアッシュスタジアム最後席からの景色

ルイ・アームストロングスタジアムは二番目に大きい室内スタジアムコートです。イブニングチケットで100ドルでした。アーサーアッシュより一回り小さいので選手との距離が近いです。自由席もあり、グランドスタンド(ジェネラルアドミッション)チケットがあれば二階席から観戦できます。

ルイ・アームストロングスタジアムのセンター後列からの眺め

グランドスタンドは屋外スタジアムコートです。高さのある席は屋根がついています。ルイ・アームストロングよりちょっと小さいです。すべて自由席となっているため、いい場所で見たい方は早めに行きましょう。

グランドスタンド 自由席2階から

コート17はグランドスタンドより更に小さい屋外コートです。キャパシティは2000人ほど。前の方の席に座ることができたら選手の表情や独り言まで聞こえてきます。試合後は選手との写真撮影やサインもお願いしやすいのが特徴です。

コート17自由席二階最前列から

チケットの種類は?

USオープンには3種類のチケットがあります。

  • アーサーアッシュ スタジアム
  • ルイ・アームストロング スタジアム
  • グラウンドパス(GA:ジェネラルアドミッション)

値段は基本的には上から下にかけて安くなります。デイセッションとイブニングセッションに関しては後述します。

 

各チケットで見ることができる試合を下にまとめています。

自由席は先着順に座れる席で、アーサーアッシュスタジアム以外に設けられています。グランドスタンドやコート17、試合用コート4~16は自由席のみなので先着順で席を見つける必要があります。

一番良いチケットがアーサーアッシュで、どの試合でも見ることができます。アーサーアッシュスタジアムには自由席がないため、指定席を取ることになります。前列では最低でも400ドル以上する一方、最後列だと120ドル程度で購入することもできます。そのほかのコートで行われる試合も自由席で見ることができます。

残りの二つのチケットの違いは、ルイ・アームストロングスタジアムで行われる試合を指定席で見るか自由席で見るかの違いです。1階の指定席を取ると値段は跳ね上がりあますが、二階正面の指定席の値段はグラウンドアドミッションと同じ120~150ドル程度です

各チケットで観戦できる試合

自由席はどんな場所?埋まることはある?

自由席と指定席の位置を紹介します。自由席と指定席が両方あるのはルイ・アームストロングスタジアムのみです(自由席の場所は下の図の右側で解説しています)。指定席であれば一階席を選んで選手を近くから見たり、好きなアングルから見ることができます。ただし席の移動ができなかったり、値段が高かったりします。自由席は基本的に2階席のコート真後ろ以外が対応しており、席が空いていれば試合中に好きな席に移動することもできます。正直二階真後ろなどの遠い指定席を取るくらいであればグラウンドパスを買って二階の好きな席を転々としながら見たほうがいいと思います。

自由席なんてすぐ埋まっちゃうんじゃないの?と疑問を持った方もいると思いますが、2022全米オープンの3回戦~4回戦あたりを見に行った筆者的には、自由席が埋まることはないかと思います。人気選手のsinnerがシングルスをした時ですら20%程度空きがありましたし、何より他のコートの試合を見に席を立つお客様もいるので割と席の入れ替わりが激しいです。

とはいえ心配な方はルイ・アームストロングスタジアムの指定席を取るのが安全です。またイブニングセッションを見に行く際には自由席は販売しないので指定席を取る必要があります

各スタジアムの自由席と指定席

 

デイセッションとイブニングセッションの違いは?

デイセッションはその名の通り、日中11時から7時までの試合を見ることができるチケットです。イブニングセッションとはその逆に7時以降の試合を見ることができます。

3回戦を見に行ったときには、日中はすべてのコートを使って様々な試合が行われるので、興味のある選手だけを見て回ることができましたが、イブニングにはアーサーアッシュスタジアムとルイ・アームストロングスタジアムだけが試合を行っていました。いろいろな選手を見て回りたい方にはデイセッションがおすすめです。

 

チケットの買い方

チケットは基本的に格安で買う方法とかはないので、公式サイトから買うことをお勧めします。

旅行代理店の方が代わりにチケットを取ってくれるサービスもありますが、どれも定価よりもかなり高いため、英語を頑張れる方は挑戦してみたほうが良いです。

また、チケットは時間がたつほど高くなるので早めにとることをお勧めします。

それでは、買い方を紹介していきます。

 

①公式サイトを開く

こちらからUSオープン公式サイトを開きましょう。

https://www.usopen.org/en_US/tickets/individual_tickets.html

②希望の日程をクリック

まずは見に行きたい日程を選択します。

③希望のチケットを見つけて空席を調べる

希望の日程をクリックすると、その日に販売しているチケットが提示されます。

どのスタジアムか、時間帯は日中か夕方か、開催される試合は何回戦か、などを確認して興味があるチケットの空席を確認しましょう。スタジアムや時間帯の違いが分からない人は本記事の上部を見返してもらえると良いと思います。

④注意事項に同意

注意事項に目を通して「I Agree(同意)」をクリックします。表示されるチケット価格は税抜きであることの確認と、全米オープンの規約が載っています。

⑥席と値段を確認

アーサーアッシュ、ルイアームストロングのどちらかを選んだ方は、スタジアムの席を選びましょう。スタジアムの図の青くなっている席を買うことができます。実際にマウスを合わせるとその席からの見え方が画像で表示されるので参考にしましょう。グランドスタンドを選んだ方は自由席ですので席を選ぶ必要はありません。

画面右上にはフィルタ機能があるので、予算が決まっている人は活用しましょう。

⑦チケットマスターにサインインして購入

購入手続きに進むにはチケットマスターに会員登録する必要があります(怪しいサイトではありません)。多くの方は会員ではないと思うので、「Sign Up」をクリックして会員登録を進めてください。

 

チケットの種類、支払い手段、保険、料金の詳細などを確認しましょう。チケットは紙で受け取ることもできる(郵便で事前に届けてもらう)と聞いたことがありますが、筆者が確認した時はモバイルチケットしか表示されませんでした。支払い手段ではクレカの番号などを打ち込みます。下の画像ではエラーマークが表示されていますが、ここにクレカ番号を打ち込むボックスが出現します。保険は、特定の病気や飛行機の遅延などで見ることができなくなった時に、チケット代金の補償があるものです。任意ですが、筆者はつけませんでした。料金の詳細では、先ほど確認した値段に手数料などが含まれた最終的な値段を確認できます。手数料はだいぶ高いですが仕方ないので受け入れましょう。納得したら「Place Order」で購入しましょう。


以上で購入方法はおわりです。

 

会場には何時から入れる?

会場自体には試合開始の1時間前から入ることができますが、試合が行われるのは11時から、7時からとなります。その間にお土産を買うなりご飯を食べるなりできます。イブニングの場合、前の試合が長引いていたら開始が遅れます。筆者の時には45分程度長引いて待つことになり、結果として最後の試合が終わったのが夜2時ごろでした。

 

まとめ

全米オープンは現地で見るのが最高です。

ちょっとチケットの値段は張りますが、行く価値があります。

チケットの違いを知って、観戦を楽しんでください!

 

 

【参考】サインをもらう方法は?

全米オープンではサインが貰いやすい狙い目のコート、試合があります。

詳しくはこちらで解説しています。

 

【参考】予習するともっと楽しい!2022年の日本人選手の戦績


【参考】何が買えるの?オフィシャルグッズ

4大大会だけあって、オフィシャルグッズにもかなり力が入っていました。

【参考】会場には何時から入れる?試合は何時から?

 

【参考】おすすめラケット情報

近年ラケットの性能はどんどん上がっています。様々な特徴を持ったラケットがありますので、この機会に自分のテニススタイルに合ったラケットを捜してみてはいかがでしょうか

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【参考】おすすめガット情報

ガットもラケット以上にプレーに影響を与えるテニスアイテムです。自分のプレースタイルをサポートするガットを探してみてはいかがでしょうか。

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【参考】おすすめテニスシューズ情報

テニスシューズはフットワークを支える重要なテニスアイテムです。個性的なモデルが毎年出ているので、新しいものを試してみてはいかがでしょうか?

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【参考】草トー情報

せっかくなので見るだけじゃなくて大会に参加してみてはどうでしょうか?

一般の方がカジュアルに参加できる大会(草トー)を紹介しています。

特定の時期しか草トーがない地域もあるので、応募時期を逃さないようにしましょう

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【参考】日本で見に行けるプロテニスの大会

テニスは自分がやるのもいいですが、上手い人の試合を見るのも楽しいです

こちらでは実際に日本で見に行けるプロテニスの大会を紹介しています。

それでは今回はここまで。